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2017年5月31日水曜日

コーンフラワー・矢車草




コーンフラワー・矢車草



ハーブ名 コーンフラワー(矢車草) 【メディカルハーブの辞典】コーンフラワー(矢車草)【メディカルハーブの辞典】コーンフラワー(矢車草)

英名 Cornflower

和名・別名 ヤグルマソウ

学名 Centaurea cyanus

科名 キク科

使用部位



特徴と効能
美しい青色の花弁をブレンドに
疲れた目をリフレッシュ

味も香りもほとんどないので、よく紅茶などにブレンドして使われます。浸剤は薬としても利用され、マウスウォッシュやシャンプー、化粧水、ヘアトニックなどに用いられます。

美しい色が褪せにくいので、ドライフラワーやポプリなどにもご利用ください。

ニコラス・カルペッパーは、バナナやコンフリーと組み合わせたコーンフラワーを、サソリの毒に対する治療薬としていました。また、浸剤を、疲れた目や視力回復目薬として使用したり、その収れん作用から口内炎を治し、傷を消毒するためのマウスウォッシュとしても使用されています。

古代エジプトでは、魔よけとしてツタンカーメン王の墓からも発見された、由緒ある花です。

注意 特になし

おススメ利用法
抽出液で目の周りを洗い疲れた目をリフレッシュ
マウスウォッシュとして口内炎に

香りと味 ほとんど味はしないがほんのりやわらかい味

主要成分 アントシアン、クマリン、フラボノイド

作用 消化促進、収斂作用、消炎作用、利尿作用

適応 結膜炎,リウマチ症状緩和,口内炎




2017年5月30日火曜日

クリーバーズ





クリーバーズ



ハーブ名 クリーバーズ

英名 Cleavers

和名・別名 ヤエムグラ

学名 Galium aperine

科名 アカネ科

使用部位



特徴と効能
解毒して体の中からきれいに
むくみすっきり
風邪,便秘,むくみ,免疫強化,膀胱炎
リンパ系に働きかけて、体の毒素や老廃物を、泌尿器系から排出させる効果が高いです。リンパを浄化させるので、ニキビにも。

注意 特になし

おススメ利用法 湿疹・ニキビに、ティーを化粧水やヘアトニックとして

香りと味 やや甘くクセのない味わい

主要成分 タンニン、クエン酸、赤色色素、配糖体、サポニン、クマリン




2017年5月29日月曜日

ギンコウ・イチョウ




ギンコウ・イチョウ



ハーブ名 ギンコウ(イチョウ)

英名 Ginkgo

和名・別名 イチョウ

学名 Ginkgo biloba

科名 イチョウ科

使用部位



特徴と効能
物忘れの激しい方に
集中が必要な時にも
集中力,免疫強化,体力・気力の低下

街路樹で有名なイチョウの青葉。2億年前から地球上に存在するといわれる最古の木です。あらゆる器官の血行を促し、肩こりや記憶力の減退を防止してくれます。

注意 子供への使用は避ける。MAO(モノアミンオキシターゼ)阻害薬と併用すると、頭痛、高血圧を招く可能性がある。

おススメ利用法
 
香りと味 胃薬のような香り。味はほとんどない。

主要成分 テンペルノラクトン、フラボノイド配糖体、バイフラボン、ギンコール酸




2017年5月28日日曜日

ガーリック・にんにく




ガーリック・にんにく



少なくとも、5000年前から使用されてきた。免疫賦活作用と、抗生物質作用があり、血中コレステロールを減少してくれる。近代医学では、心臓病患者に与えると再発のリスクを減らす効果があることが認められている。
無臭にした製剤は、かなり効果が劣る。

性質
非常に熱、乾:辛味

成分
イオウ化合物を含んだ揮発成分(アリシン、アリイン、アジョエンなど)、酵素、ビタミンB群、ミネラル、フラボノイド

作用
殺菌、去痰、発汗促進、降圧、抗凝固、血中コレステロール低下、血糖低下、抗ヒスタミン、駆虫



注意
非常に熱性が強いため、意を荒らすことがある
妊娠・授乳中に大量に用いない。(料理に使う程度なら大丈夫)
においの成分は肺と皮膚から放散される。生のパセリは息のにおいを消すことができる。




2017年5月27日土曜日

マリーゴールド・カレンデュラ





マリーゴールド




ハーブ名 マリーゴールド(カレンデュラ)

英名 Marigold

和名・別名 トウキンセンカ・カレンデュラ

学名 Calendula officinalis

科名 キク科

使用部位



特徴と効能

ジプシーたちの万能薬

皮膚や粘膜を守る。

うつ・落ち込み・花粉症・肌荒れ・ニキビ・下痢・生理痛・PMS(月経前症候群)・更年期障害・むくみ・免疫強化。

皮膚や粘膜の修復、保護する作用があり、昔から外傷、やけどに使われてきました。

抗菌力も強く、幹部を清潔に保つこともできるため、チンキ剤や軟膏剤の形で良く使用されます。

注意 キク科アレルギーの人は注意。

おススメ利用法

風邪予防にティーを使ってうがい<br>・ニキビや肌荒れにティーを化粧水として

炎症を鎮めるため、ティーを使って湿布

化粧品、マッサージオイルとして浸出油を使う

香りと味 摘みたての野草の花の香りでクセのない味

主要成分 精油、カロテノイド(ルテイン、リコピン)、フラボノイド(クエルセチン)、フィトステロール(タラキサステロール)、苦味質



2017年5月10日水曜日

カモミール ジャーマン(カミツレ)





カモミール ジャーマン(カミツレ)




ハーブ名 カモミール ジャーマン(カミツレ)

英名 Chamomile

和名・別名 カミツレ

学名 Matricaria recutita

科名 キク科

使用部位




特徴と効能

ピーターラビットでも有名なハーブ

子どもにもおススメ

イライラ,不安・心配,不眠,緊張型頭痛・片頭痛,花粉症,風邪,肌荒れ,口臭,胃の不調,便秘,下痢貧血,生理痛・PMS(月経前症候群)更年期障害,冷え症,体力・気力の低下

気分を落ち着かせたり、食べ過ぎ、風邪のひき初めにも良い、世界中で最も親しまれているハーブです。穏やかに作用するので、子どもにもおススメです。


注意 キク科アレルギーの人は注意。


おススメ利用法

傷や湿疹やけど、目の疲れに、ティーを使って湿布する<br>・のどや口の中のあれに、ティーを使ってうがいする


香りと味 甘い香りで優しい味

主要成分

精油、フラボノイド、クマリン、脂肪酸、シアン化水素グリコシド、サリチ酸塩誘導体、コリン、タンニン



2017年5月9日火曜日

オート麦(オーツ)





オート麦(オーツ)



ハーブ名 オート麦(オーツ)

英名 Oat Straw

和名・別名 カラスムギ

学名 Avena sativa

科名 イネ科

使用部位

性質
温、湿、甘味


特徴と効能

心が疲れた時や無気力の時に

更年期のエストロゲン不足に

緊張,疲れ目,更年期障害,体力・気力の低下

ビタミンEやミネラル類、タンパク質、食物繊維を豊富に含み、ヨーロッパでは何世紀もの間主要な食物とされてきました。

北欧の伝統食のオートミールは滋養にとんだ朝食です。薬用にするのは、主に全草(麦わら部分)優れた神経強壮薬として、抑うつ症状や「気」の不足(気虚)に適しています。




作用

オート麦わら: 抗うつ、神経系の回復と強壮、発汗促進

穀粒: 抗うつ、神経系の回復と強壮、滋養


オートブラン(オート麦を挽いた後に残る皮の部分): 抗血栓、血中コレステロール低下


注意 グルテンに過敏な人は煎じ薬やチンキを、しばらく静置して、透明な上澄みだけを用いる。

おススメ利用法 ・料理やお菓子の材料に

香りと味 クセのない味で、ふんわりした草の香り

主要成分 デンプン、タンパク質、アルブミン、トコフェロール、サポニン、アルカロイド、ステロール、フラボノイド、ミネラル



2017年5月8日月曜日

オレンジブロッサム(オレンジフラワー)





オレンジブロッサム(オレンジフラワー)




ハーブ名 オレンジブロッサム(オレンジフラワー)

英名 Orange Blossom

和名・別名

学名 Citrus aurantium

科名 ミカン科

使用部位

特徴と効能 心身の緊張を解きほぐす

心身ともに疲れて眠れない夜にも
不安・心配,うつ・落ち込み,不眠
高価な精油「ネロリ」の原料です。ほのかな柑橘系の香りの中に甘さが含まれている、穏やかな味です。


注意 むかつきを伴う片頭痛、関節炎の症状がある時は使用を避ける。香りが飛びやすいので、できるだけ早めに使い切る。




おススメ利用法
 
香りと味 甘く濃厚な香りで穏やかな味

主要成分 精油、フラボノイド、苦味質




2017年5月7日日曜日

オレンジピール





オレンジピール





ハーブ名 オレンジピール

英名 Orange

和名・別名 ミカン

学名 Citrus sinensis

科名 ミカン科

使用部位

特徴と効能

落ち込んだ心をリフレッシュ

不安で眠れない夜にも

不安・心配,うつ・落ち込み,不眠

柑橘系独特のさわやかな香りで、心が元気になります。仕事や勉強が行き詰った時の気分転換にも。
 

注意 むかつきを伴う片頭痛、関節炎の症状がある時は使用を避ける


おススメ利用法 ・緊張・不安で眠れない夜に、バスタブに入れて入浴する

香りと味 フルーティーな甘酸っぱい香りと味

主要成分 精油、ビタミン類



2017年5月6日土曜日

オリーブ





オリーブ




ハーブ名 オリーブ

英名 Olive

和名・別名 オリーブ

学名 Olea europaea

科名 モクセイ科

使用部位

特徴と効能 殺菌と抗ウィルスで風邪の症状緩和に

体内のコラーゲン形成をサポート
高血圧
平和の象徴として知られる、イタリア料理に欠かせないオイルが取れる常緑樹。4000年以上前から栽培されてきました。抗酸化力もあり、体内でコラーゲンの形成を助けてくれるので、老化と美容にぴったりです。

オリーブの葉には、抗酸化作用の強いポリフェノールの一種「オレウロペイン」が豊富に(実の約10倍)含まれています。

オレウロペインは免疫力を上げたり、 活性酸素や細菌、ウイルスを撃退してくれます。
注意 血圧降下剤服用中、低血圧の人は注意。


おススメ利用法
 
香りと味 ややスパイシーな香りにクリアな味

主要成分 苦味質



2017年5月5日金曜日

プランテーン(オオバコ)





プランテーン(オオバコ)




ハーブ名 プランテーン(オオバコ)

英名 Plantain

和名・別名 西洋オオバコ・オニオバコ

学名 Plantago major

科名 オオバコ科

使用部位

特徴と効能 傷の治癒と粘膜強壮に

血液を浄化してうっ滞を取り除く

非常に優れた治癒作用・粘膜強壮作用があり、膀胱炎などの尿路感染症や鼻やのど、胃などの炎症や下痢に使用されています。ストレス性の胃炎や下痢にも有効です。

くしゃみ鼻水鼻づまりを楽にしてくれる作用と、アレルギーに対する作用で鼻炎などにも効果があるとされています。リンパ系のトラブルにも。外用では傷や腫物・痔などの治癒に役立つハーブです。


注意 特になし

おススメ利用法
 
香りと味 穏やかな渋みと苦み

主要成分 イリドイド、フラボノイド(アピゲニンなど)

作用 去痰・粘膜強壮・利尿

適応 胃腸の不調,下痢,風邪,花粉症



2017年5月4日木曜日

エルダーフラワー






エルダーフラワー





ハーブ名 エルダーフラワー

英名 Elder

和名・別名 西洋ニワトコ

学名 Sambucus nigra

科名 スイカズラ科

使用部位

特徴と効能 欧米で古くから親しまれてきた

風邪かな、と思ったら
イギリスではこの花を使って「コーディアル」という飲み物にするのが伝統です。さわやかなマスカットのようなフレーバーと甘味で、こどもでも飲みやすくなります。熱いティーは、血液循環を刺激し発汗を促します。くしゃみ鼻水鼻詰まりといった症状を和らげてくれるので、花粉症の時にも役に立ちます。不安を取り除いてくれるので、お休み前に飲むのもよいでしょう。


おススメ利用法 ・シミそばかすに、ティーを化粧水として
・のどや口の中の殺菌にティーでうがいする。

香りと味 マスカットに似たさわやかな甘い香りに優しい味わい

主要成分 精油、トリテルペン、フラボノイド、粘液質、タンニン、ペクチン、糖類



2017年5月3日水曜日

エキナセア





エキナセア





ハーブ名 エキナセア プルプレア

英名 Echinacea purpurea

和名・別名 ムラサキバレンギク

学名 Echinacea purprea

科名 キク科

使用部位 地上部全草


注意 特になし


特徴と効能 インディアンも感染症予防に用いたという
免疫力UP
花粉症,風邪,肌荒れ,ニキビ,口臭,むくみ,免疫強化,膀胱炎
北アメリカのインディオの秘薬とも呼ばれているエキナセアは、免疫力を強化し、ウィルスに対する効果も確認されており、現在では風邪や感染症にも使用されています。風邪のひき初めや、花粉症シーズンの前から飲み続けるとよいでしょう。


注意 多量に飲むとめまいや吐き気を生じることがある。キク科アレルギーの人は注意。妊娠中、授乳中の使用は避ける。

おススメ利用法 ・風邪予防に、チンキ剤を薄めてうがいに使う

香りと味 クセのない飲みやすい味わい

主要成分 カフェ酸誘導体(エキナコシド、シナリン)、多糖類、アルキルアミド、精油、ピロリジジンアルカロイド(微量)



2017年5月2日火曜日

アンゼリカ(トウキ)





アンゼリカ(トウキ)



中世フランスのベネディクト派が造ったリキュール、ベンディクティンの香りづけに用いられる。昔から、砂糖漬けにした茎や根が、感染症への抵抗力と体のエネルギーを高める強壮役として使われている。東洋医学でも「当帰(トウキ)」は浄血、滋養強壮、月経不順治療薬として用いられる。


性質
甘味、辛味、温、一般に乾性

成分
揮発成分、苦味イリドイド、樹脂、クマリン、ベルガプテン

作用

A. archangelica(ヨーロッパトウキ): 駆風、抗けいれん、発汗促進、局所抗炎症、去痰、利尿、健胃強壮、抗リウマチ、子宮刺激
A. sinensis(当帰): 補血強壮、循環促進、緩下


注意

子宮刺激作用があるので、妊娠中は大量使用や連用を避ける。

糖を含むので糖尿病にも不適。

熱性のハーブなので、熱性の病気には適さない。

オイルは光毒性を有するので、外用した場合は日光に当たりすぎないように注意する。



2017年5月1日月曜日

アロエ





アロエ




アフリカの熱帯地方原産。毒矢の傷に対する解毒薬としてアロエの仲間が使用されている。ギリシア、ローマ時代から、アロエのジェルは傷薬として使用され、中世では下剤として好まれた。インドのアーユルヴェーダ医学では、冷やす性質をもった強壮薬として評価されている。

性質

葉: 苦味、熱、湿

ジェル: 塩味、苦味、冷、湿

成分
アントラキノン配糖体、樹脂、多糖類、ステロール、ゲロニン、クロモン

作用
下剤、胆汁分泌促進、創傷治癒、強壮、粘膜への刺激緩和、抗真菌、止血、鎮静、駆虫

注意
アントラキノン配糖体は、峻下(激しい下痢を起こす)作用が強いので、妊娠中に用いない。

葉を大量に用いると、嘔吐することがある。